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【森雅史の視点】2026年2月27日 百年構想リーグ地域リーグラウンド第4節 FC町田ゼルビアvsジェフユナイテッド千葉

百年構想リーグ地域リーグ第4節 町田 2 (1-0) 1 千葉
19:03キックオフ 町田GIONスタジアム 入場者数 8,015人
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お互いに不安定な戦いぶりだったが、圧倒的な個人の力を生かした町田が逃げ切った。

 

5分、ゴール前のこぼれ球を、体を使ってうまくスペースを作り納めた相馬勇紀が蹴り込んで町田が先制する。さらに59分、これもゴール前のこぼれ球に一瞬早く反応したエリキがゴールに突き刺した。ところが64分、ペナルティエリア中央がぽっかり空いて走り込んだ石川大地が決めて千葉が1点差とした。

 

ここまでの3節、常に2失点を喫していた町田だったが、ここからの戦い方は修正されていた。これまではズルズルと下がってしまい、それが相手の反撃を生んでいた。だがこの日は引くだけではなく前からプレスをかけて千葉を一度後退させ、守備を立て直す時間を作っている。それでもやはり最後は深く引きすぎていたと言える。まだ試合のクロージングには課題が残る。

 

千葉にとって残念だったのは、試合の立ち上がりであまりに慎重すぎたことだった。相手選手へのアプローチの弱さが町田を勢いづかせてしまった。またせっかく町田のバイタルエリアを崩していたのに、前に人数をかけられなかった。未勝利という心理状態がそうさせているのだろうか。戦いぶりからはもっと自信を持って良さそうに思えるチームだったのだが。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート