
【田村修一の視点】2026年2月22日 J2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンド第3節 横浜FCVS栃木シティ
J2・J3百年構想リーグ地域リーグラウンド第3節 横浜FC 5(2-1)1栃木C
14:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場 入場者数7,158人
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ともに2連敗中の対戦は、横浜FCが栃木Cに快勝した。
栃木Cのスタートは悪くなかった。得意とするハイプレスがハマり、ゲームをコントロールして前半は自分たちのペースで試合を進めた。先制点も栃木C。マテイ・ヨニッチからのボールを田中パウロ淳一がドリブルで運び、鈴木武蔵の放ったシュートのポストに当たった跳ね返りを、西谷和希が落ち着いて決めた(15分)。
だが、右サイドを立て続けに崩されて瞬く間に2失点(32分、34分)。さらには後半も、早々にセットプレーから2失点を喫し(47分のコーナーキックと52分のスローイン)、ペースを横浜FCに握られた。
ただ、今矢直城監督が試合後に語ったように、自分たちのやりたいことがここまでで最もできた試合ではあった。それがこれだけの大差になったのは、ディテールへの対応に問題があったから。また田中も認めたように、ハイプレスが効かない場合のミドルブロックとローブロックの守備バランスについては、さらなる整備が必要かもしれない。
一方、駒沢直哉の大爆発(4得点)もあり、栃木Cを力でねじ伏せた格好の横浜FCだが、今年から就任した須藤大輔監督が標榜する攻撃サッカーの実現に向けては、まだ第一歩を踏み出したばかりというところ。藤枝MYFCでは手腕をいかんなく発揮した須藤のチーム構築に注目したい。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。



