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【森雅史の視点】2023年4月2日 J2リーグ 第7節 FC町田ゼルビアvs藤枝MYFC

J2リーグ 第7節 町田 1(1-0)0 藤枝
14:03キックオフ 町田GIONスタジアム 入場者数 3,571人
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5分、翁長聖が入れた左からのクロスにエリキがGKと競った。そのこぼれ球をミッチェル・デュークが倒れ込みながら素早く蹴り込み、町田が先制する。その後、藤枝は久保藤次郎の突破から好機を作りるが決定機までには至らない。もっとも町田も前半のシュートはゴールが決まった1本だけ。それでも膠着した好試合だったと言えるだろう。

ところが後半になると両チームとも簡単なミスが目立つようになる。そのぶんシュートも増えたのだがともにGKを脅かす場面は少なかった。スコアが動かないまま残り時間が少なくなってきた80分、町田は3バックに変更してさらに守りを固める必勝態勢。そしてその思惑どおり町田が1-0で逃げ切り、しっかりとJ2首位をキープしている。黒田剛監督は目標としていた「7試合で勝点15」を上回る貯金を手に入れ、次の7試合に臨めることになった。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート