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【森雅史の視点】2025年3月8日 J1リーグ第5節 FC東京vs湘南ベルマーレ

J1リーグ第5節 FC東京 0(0-0)0 湘南
16:03 キックオフ 味の素スタジアム 入場者数19,654人
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ボール保持率は湘南が55パーセント。ところがシュート数はFC東京の12本に対して湘南は4本。ボールを支配する湘南に対して効果的なカウンターで攻め返すFC東京という構図が試合終盤まで続いた。松橋力蔵監督は新潟で見せていたポゼッションを捨ててFC東京の本来の形であるカウンターに切り替えたのか。その点を質問したところ、「いい部分を生かしながら脇をくすぐっているところ」ということだった。FC東京は急激にシフトチェンジせず、徐々にスタイルを構築しようとしている。

 

75分過ぎになると湘南が攻撃の形をやっと作り始めた。しかし時すでに遅し。結局枠内シュートゼロで終わってしまった。しかしアタッキングサード以外はしっかり構築されている。これも山口智監督がじっくり時間をかけてチーム作りをしてきた成果だろう。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート