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【森雅史の視点】2025年12月9日 AFCチャンピオンズリーグエリートMD6 FC町田ゼルビアvs蔚山現代

ACLE MD6 町田 3(2-0) 1 蔚山
19:01キックオフ 町田市立陸上競技場 入場者数4,345人
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2025年シーズンのKリーグで13ゴール12アシストの活躍を披露したイ・ドンギョンや、快足を飛ばして町田陣地を何度も切り裂いたオム・ウォンサンがスタートから出ていれば、また結果は違っていたのかもしれない。だがイはケガ明け、オムは移籍が噂されている中でベンチスタート。町田は35分にオムが投入されるまでに2点を、イが投入されるまでにさらに追加点を挙げると、その後は蔚山に主導権を握られながらも危なげなく勝利を収めた。特に6分、CKからファーサイドでフリーとなっていた下田北斗がボレーで挙げた先制点は、しっかりと準備されていた形。セットプレーを生かして優位に立つという勝負の勘所を知った戦いで、1年間の最後の試合、52試合目を締めくくった。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート