【森雅史の視点】2024年10月2日 ACLE リーグステージMD2 横浜F・マリノスvs蔚山HD
ACLE MD2 横浜FM 4(2-0)0 蔚山
19:01キックオフ 横浜国際総合競技場 入場者数8,153人
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横浜FMがACLE MD1から続いていた悪夢に終止符を打った。光州戦の3-7という大敗から広島に2-6、FC東京に1-3と、途中で天皇杯の山口戦こそ5-1で勝ったものの、守備に脆さが見えていた横浜FMだったが、日曜日に現在Kリーグクラシック2位の金泉尚武FC戦が控えているため(蔚山は首位)メンバーを落とした蔚山につけ込めるスキはなかった。
前後半を通じてほぼ横浜FMのペース。蔚山はサイド攻撃に特徴がある横浜FMに対してサイドバックが本職とは言えない選手をぶつけてしまった。蔚山は前半でもう膝に手を着く選手がいる状態で、後半こそ2トップにしてテコ入れを図ったが、次第に動きが鈍くなる。すると横浜FMの個人技の前に粉砕は免れなかった。
いい時期に対戦したとも言えるし、それだけの運を持っているとも言えるだろう。ただし、次は中2日で柏戦になる。横浜FMのチームとしての体力も試される戦いになりそうだ。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート