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【森雅史の視点】2024年9月22日 J1リーグ第31節 東京ヴェルディvsサガン鳥栖

J1リーグ第31節 東京V 2(1-0)0 鳥栖
18:03 キックオフ 味の素スタジアム 入場者数18,992人
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19分、山田楓喜がFKを直接蹴り込んで東京Vが先制する。81分、翁長聖が右からのクロスをダイビングヘッドで叩き込み、トドメを刺した。

 

試合は残留のためにとにかく勝利がほしい鳥栖と、その勢いを受け流して反撃したい東京Vという構図が90分続いた。そのためお互いに中盤を省略し、ボールを奪ってはすぐに相手のゴール前へと行き来する展開になった。今年の鳥栖の悪い部分だった、人数が揃っているのにあっさり崩れてやられるという場面はすっかり減っている。泥臭く守り切るという鳥栖のスタイルが戻ってきた。だが攻撃はなかなか実を結ばない。アタッキングサードになるとたちまち精度が悪くなり、自らチャンスを潰してしまった。そしてセットプレーから失点し、敗戦を招いている。

 

鳥栖の復活のきっかけはあるだろうか。来週の九州ダービーは最高の舞台になるのだが。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート