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【森雅史の視点】2023年9月6日 ルヴァンカップ準々決勝第1戦 FC東京vsアビスパ福岡

ルヴァンカップ準々決勝第1戦 FC東京 1(1-0)0 福岡
19:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数5,565人
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3日のリーグ戦では福岡に主導権を握られたFC東京が、この日は思い通りに試合を進めた。

FC東京は試合開始早々から3バックを敷き、福岡に対するマークをはっきりさせた。福岡は臨機応変に対応しようとしたが、「(FC東京は)カウンターをさせないようにプレーしてきた」(田代雅也)というようにスペースを消され続ける。リーグ戦で見せたような速いパス回しで突破しようとしたが、すべてFC東京の術中にはまってしまった。

ただし、FC東京がしっかり守備を固めてリスク低減を狙った分、両チームのチャンスはリーグ戦よりも減った。この日のゴールはGKのファンブルをアダイウトンが押し込んだ1点のみ。まだ第2戦を残しているということでお互いに無理をしなかったということもあるが、非常にカップ戦らしい、勝負に徹した戦いだったと言えるだろう。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート