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【六川亨の視点】2023年4月2日 J3リーグ 松本山雅FCvsガイナーレ鳥取

J3リーグ第5節 松本山雅FC0(0-0)0ガイナーレ鳥取
14:03キックオフ サンプロ アルウイン 入場者数8,407人
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昨シーズンは勝点1差でJ2昇格を逃した松本。今シーズンはJFA元技術委員長の霜田正浩氏を監督に迎え、ポゼッションスタイルにモデルチェンジしてJ2昇格に挑んでいる。そんな松本は、開幕から2勝2分けの無敗で勝点を伸ばして首位に立った。そして第5節では、昨シーズンは12位に沈んだものの、今シーズンは2勝1分け1敗で6位と健闘している鳥取をホームに迎えた。

試合は両チームともポゼッションからの攻撃的なスタイルを指向しているため、グラウンダーのショートパス、ミドルパスの多いスリリングな展開となった。ホームの松本はトップ下の鈴木國友や1トップの小松蓮に早めにタテパスを入れて押し気味に試合を進めた。しかし前半37分と38分、後半10分と決定機をつかむものの、いずれも鳥取GK糸原紘史郎のスーパーセーブに遭いゴールを割れないまま90分間を終了。

霜田監督が「応援してくれたサポーターに勝点3を届けられずに悔しい。勝点1がこんなに悔しいのは久しぶり。まだまだ技術、気持ち、仕組みを含めて足りない」と悔しさを露わにすれば、金鐘成監督が「山雅の圧に押されて試合が終わった。今日は引き分けをもらったようなもの」という両監督の素直なコメント通りの、クリーンな好試合でもあった。

 

 

六川亨(ろくかわ・とおる)

東京都板橋区出身。月刊、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任し、W杯、EURO、南米選手権、五輪を取材。2010年にフリーとなり超ワールドサッカーでコラムを長年執筆中。「ストライカー特別講座」(東邦出版)など著書多数。