【田村修一の視点】2022年7月25日 パリ・サンジェルマンジャパンツアー2022 パリ・サンジェルマンvsガンバ大阪
プレシーズンマッチ、パリ・サンジェルマンジャパンツアー2022 パリ・サン=ジェルマンFC 6(4-1)2ガンバ大阪
19:03キックオフ パナソニックスタジアム吹田 入場者38,251人
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パリ・サンジェルマン(PSG)の日本ツアーが終了した。
メッシ=ネイマール=エムバペという世界最強のアタッカートリオを要するPSGに対し、Jのクラブは三者三様の戦いを挑んだ。攻守のバランスを考慮しながら自分たちのスタイルを貫き、日本王者として互角の戦いを仕掛けた川崎。浦和はよりアグレッシブに、前がかりのプレスをかけてフランス王者に挑んだ。
G大阪はさらに積極的だった。挑んだのは互角の撃ち合いであり、120%の力を出し切る戦い方は強烈なインパクトを見るものに与えた。
一方、PSGにとっては、ハードなスケジュールな中での素晴らしいプレシーズンの準備になった。特にエムバペを除きベストメンバーで臨んだG大阪戦は守備の弱点が露わになり、8月1日にイスラエルでFCナントと対戦するトロフェ・デ・シャンピオン(日本のスーパーカップにあたる)に向けて、格好の修正材料を提供したといえる。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。