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【田村修一の視点】2022年3月12日 J1リーグ第4節 川崎フロンターレvs名古屋グランパス

J1リーグ第4節 川崎フロンターレ 1(1-0)0 名古屋グランパス
17:03キックオフ 等々力陸上競技場 入場者数18,114人
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両者力の入った好ゲームだった。川崎は王者らしさを取り戻した。チャナティップがチームに溶け込み、マルシーニョの縦への推進力を生かせるようになったのが大きく、橘田の成長もありリーグ6戦目にして戦う体制を本格的に整えた。課題は右サイドの突破力。駒が豊富な左に比べ見劣りする。一方の名古屋は、失点は喫したとはいえ昨年までの堅守は健在。そのベースの上に長谷川監督が攻撃をいかに構築していくか。片鱗は見えた。
CF起用された酒井の日本人離れしたスケール感は興味深い。

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。