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【森雅史の視点】2022年5月18日 YBCルヴァンカップグループステージ第6節 湘南ベルマーレvsジュビロ磐田

YBCルヴァンカップグループステージ第6節 湘南ベルマーレ 1(0-0)0 ジュビロ磐田
19:03キックオフ レモンガススタジアム平塚 入場者数4,132人
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湘南が勝つべくして勝った試合だった。前半から押し気味に試合を進め、後半の磐田の反撃を抑えつつ、54分に町野修斗のクロスを池田昌生が美しいボレーで決める。先制された磐田は矢継ぎ早の交代策で打開を図ったが、しっかりと対応策を取った湘南が逃げ切った。

 

磐田は5-3-2、あるいは3-5-2でしっかりとポジションを取り、ブロックを作って湘南をはじき返そうとする意図が見えた。だが特に前半はボールに対して反応する人数が少なく、ディフェンスラインからパスを入れるところでカットされ、後手に回ってしまった。遊びのパスを1つ入れるなど湘南の目先を変えるなどすればパスは生きたのだろう。だが、「勝たなければいけない」という焦りがあったのか、最短でゴールを狙うコースを選んでしまっていた。その意味では、磐田が負けた相手は自分たち自身だったと言えるだろう。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート