【森雅史の視点】2021年4月3日J1リーグ第7節 横浜F・マリノスvs湘南ベルマーレ
J1リーグ第7節 横浜F・マリノス 1(0ー0)1 湘南ベルマーレ
13:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数9,152人
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試合開始前、横浜FMは8位で湘南は16位と両者には大きな差があった。ではこの試合の1-1という結果は、横浜FMが取りこぼしたという内容だけだったのかというと、そうではない。ポストやクロスバーを叩いた決定機の数は横浜FMのほうが上回った。だが湘南も決して押されっぱなしではなく、手数では横浜FMと変わりなかった。
湘南は次第にチームとしてまとまりを見せてきた。浮嶋敏監督は改善されたポイントとして「守備」「攻撃時の選手間の距離」の2点を挙げたが、他にもロングボールにスピードを生かして走り込んでいた開幕直後とは変わってボールをしっかりつなぐようになり、イージーミスも少なくなっている。
2020年は最下位に沈んだ湘南だが、決して侮れない存在になってきた。あとは今後、失点をどれだけ減らしていけるかがカギになりそうだ。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート