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【森雅史の視点】2022年4月2日 J1リーグ第6節 横浜F・マリノスvsFC東京

J1リーグ第6節 横浜F・マリノス 2(1-1)1 FC東京
19:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数20,823人
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前半だけ見れば1-1、8分に横浜FMは西村拓真が打点の高いヘディングで1点を挙げると、12分にFC東京が激しいチェックからボールを奪い、安部柊斗につないで同点とした。だが両者の差は歴然とあることが後半に現れる。横浜FMが計算されたポジショニングでボールを奪って攻撃していたのに対し、FC東京はどうしても個人頼みの部分が多く、次第に苦しくなっていった。その象徴が松木玖生の退場だと言えるだろう。横浜FMにとっては単に勝利しただけではなく、親子ともマリノスでプレーする水沼宏太が後半入ってすぐにアシストを決め、30周年の記念セレモニーに花を添えるなど、文句のないイベントになったのではないだろうか。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート