【審判批評】なぜガンバ大阪のGK東口はイエローか批評してみた鹿島アントラーズペドロジュニオールへの得点の機会阻止でレッドカード退場にならなかった?【西村雄一審判団】
なぜガンバ大阪のGK東口はイエローか批評してみた鹿島アントラーズペドロジュニオールへの得点の機会阻止でレッドカード退場にならなかった?【西村雄一審判団】(石井紘人のFootball Referee Journal)
J1第2節の鹿島アントラーズ×ガンバ大阪戦の36分のカードの色が議論を巻き起こしている。
ガンバ大阪のコーナーキックを跳ね返し、さらに二次攻撃を仕掛けてきた所を鹿島アントラーズがインターセプトし、カウンターに。ペドロ・ジュニオールが抜け出すと、飛び出したゴールキーパー東口がファウルで止めに行く。
このシーンに対し、DAZN実況の八塚博氏が「あのままゴールに向かっていれば決定機は間違いない」とアナウンスし、解説の福田正博氏も「決定機阻止にならないんですかね?ボールにチャレンジしていないですからね」と西村雄一主審のイエローカードという判定に疑問を呈する。同様にNHKの実況の横井健吉氏も解説の福西崇史氏と共に【得点の機会阻止】の議論をしつつも、福西氏は西村主審の判定にも理解を示し、
「難しいですね。ゴールから離れてはいますけど…ペドロ・ジュニオールもボールを外に出してしまったんで、ゴールからは遠いと言われるかもしれませんし」。
福田氏も「東口が飛び出した時に、ゴールの方向にガンバの選手が戻っていたんですね」とも付け加えていたが、皆さんはどのような適用をするか?
ちなみに【得点の機会阻止】は
『反則とゴールとの距離』
『ボールをキープできる、またはコントロールできる可能性』
『プレーの方向』
『守備側競技者の位置と数』
の状況全てが揃って初めて適用される。
それらを踏まえると、このシーンは【得点の機会阻止】が適用できるだろうか(参考記事:「サガン鳥栖×ヴィッセル神戸戦で田川への那須のホールディングに得点の機会阻止で一発退場レッドカードが出なかったのは?」【西村雄一審判団批評】)?競技規則ベースで是々非々の議論をしたい。
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