J論 by タグマ!

【水戸】本間幸司選手「20年間一緒に積み上げてきた選手たちがいたおかげで、今、素晴らしい環境で練習ができている。それを忘れてはいけない」

有料WEBマガジン『タグマ!』編集部の許可の元、タグマ!に掲載されているJリーグクラブ記事を全文掲載いたします。


【コメント】本間幸司選手「20年間一緒に積み上げてきた選手たちがいたおかげで、今、素晴らしい環境で練習ができている。それを忘れてはいけない」(2018/2/16)※無料記事デイリーホーリーホック

【写真 佐藤拓也】

Q.念願の新拠点です。
「今日は2日目だったので、平常心でいられましたが、昨日は平常心でいるのが難しかった。花粉のせいもあるのか、ちょっとウルっとくるものがありましたね(笑)。20年前、こんな施設ができるなんて想像もできなかった。20年間一緒に積み上げてきたチームメイトの顔が思い浮かびました。みんながいたおかげで、今のチームメイトが素晴らしい環境で練習ができている。今まで一緒に戦ってきた仲間たちを絶対に忘れてはいけない。本当にその人たちにも一度ここに来てもらって、この芝を踏みしめてもらいたい」

Q.OB戦を開催したいですね。
「いいですね! ここでプレーしたらみんな驚くと思いますよ」

Q.昨日キックオフカンファレンスで山形の木山隆之監督と話をする機会がありました。その中でこの練習場の話をしたら、ものすごく羨ましがっていました。
「キーヤンは選手と監督でこのチームのために戦ってくれた人。水戸ホーリーホックの歴史において欠かせない人。ぜひ見てもらいたいですよね。でも、こんな素晴らしい施設を整えてもらって、結果を残さないといけないという責任がものすごく強くなりました。グラウンドができる前からその気持ちを常に持っていましたが、実際こういう施設を整えてもらってサッカーをするという経験がこのチームにはないわけで。今までは『いい環境で練習している奴らには負けられない』というハングリー精神が強みになっていたところがあった。そのメンタリティーがなくなるわけではないけど、新たな環境でどのように変換していくか。そこはすごく大事になると思う」

Q.特に若い選手たちにはこの施設の価値を理解してもらいたいですね。
「J1クラブから移籍してきている若手はなかなか理解できないと思う。なので、僕らが伝えていかないといけないし、感じてもらいたい。どうやってこのグラウンドができたのか。城里町の税金だったり、いろんな人の協力があって作ってもらえたわけですよ。水戸ホーリーホックが作ったグラウンドではない。そして、一番勘違いしてはいけないのが、今いる選手たちのおかげでできたグラウンドではないということ。今まで一緒に戦ってくれた選手や応援してきてくれたサポーター、力を貸してくれたすべての人のおかげなんですよ。水戸のことを広めてくれたメディアの力も欠かすことはできなかったと思います。そういう1人1人の力によってできたグラウンドなんです。そこを感じられる選手は感じられるだろうし、感じられない選手は感じられないと思う。でも、みんなに感じられるようになってほしい。この施設が当たり前ではないということを理解してもらいたいし、この施設ができる経緯をみんなに知ってもらいたい」

Q.そういうことを知ることが力になりますよね。
「サッカー人としてというより、一社会人として、成長することができると思いますよ。それを知ることによって、サッカーをする意義や責任感を理解できると思う」

Q.開幕が近づいてきました。
「簡単な戦いにならないことは最初から分かっている。今出ている課題をしっかり修正していきたい。シーズンは長いので、しっかり準備していきたいと思います」

*****
デイリーホーリーホック」のオススメ記事

【練習レポート】「アツマーレ練習2日目。築いてきたパーツを一つにする作業に注力」(2018/2/16)

【コメント】長谷部茂利監督「勝ち点を取るためには失点を少なくしないといけない。1試合平均1失点以下が目標」(2018/2/16)