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【森雅史の視点】2025年9月15日 J1リーグ第29節 FC東京vs東京ヴェルディ

J1リーグ第29節 FC東京1(0-0)0東京V
19:04キックオフ 味の素スタジアム 入場者数 37,424人
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試合後、城福浩監督は「前半若い選手が名前負けしてしまった」と振り返った。その言葉のとおり、東京Vはいつもならいなせるはずの相手のプレスをかわせず、単調な攻めに終始した。後半に入ると東京Vは持ち直したが、予測していたはずのFC東京の攻め、ロングボールをマルセロ・ヒアンがそらして長倉幹樹が走り込む、がピタリとハマり、FC東京が先制。そしてそれが決勝点となった。

 

この試合はダービーということで、ピッチの上がヒートアップしないように山本雄大主審は細かく笛を吹いた。そのため両チーム合わせて36回のFKということになり、アクチャル・プレーイングタイムを伸ばしたい両チームにとってはやりにくい試合だったに違いない。もっとも、そのやりにくさも含めてダービーという戦いなのだろう。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート