
【森雅史の視点】2025年9月13日 J1リーグ第29節 横浜F・マリノスvs川崎フロンターレ
J1リーグ第29節 横浜FM0(0-1)3 川崎F
19:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数 41,221人
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降格圏18位の湘南とは同勝点で迎えたこのゲームは、横浜FMの焦りが目立つ戦いだった。4分、角田涼太朗がドリブルで前進し出したパスを引っかけられてカウンターを浴びる。絶好調の伊藤達哉がこの好機を見逃すはずはなかった。62分、喜田拓也が失ったボールからカウンターで攻め込まれ、戻った鈴木冬一が退場になってPKを与える。これをエリソンが決めて2点目。最後は90+8分、宮城天が左からカットインしようとしたコースを複数の選手が抑えにいって、逆に出来たスペースからミドルシュートで3点目。そしてタイムアップの時を迎えた。
もっとも現在のチームの調子を考えれば、横浜FMにとって敗戦は止むなしと言える部分がある。この試合の失点がチームの戦い方ではなく個人のミス絡みだったことを考えると、すぐに次節の福岡戦に焦点を当てた方が良さそうだ。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート