
【森雅史の視点】2025年3月15日 J1リーグ第6節 FC町田ゼルビアvsアルビレックス新潟
J1リーグ第6節 町田 1(1-0)0 新潟
14:03 キックオフ 町田GIONスタジアム 入場者数10,152人
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町田は着実な成長の跡を見せた。一方で新潟は自らつまづいたような試合になってしまった。
前半は一方的な町田のペース。3バックでスタートした新潟は選手間の距離がバラバラで、町田にパスワークで攻め込まれる隙を作ってしまった。もっとも町田は何度も決定機をつくるもののなかなかゴールにならない。それでも25分、相馬勇紀のクロスをオ・セフンの前で飛んだ西村拓真がヘディングで合わせて先制点をもぎ取った。
後半に入ると新潟は4バックに戻す。するとすっかり新潟ペースに。去年までの町田だったら後半の劣勢に同点にされたり逆転されたりしていたことだろう。しかし最後まで粘りきり、1-0で勝利をものにした。新潟はもっと自分たちに自信を持って最初から臨めば別の展開もあり得た。そして町田は少しずつ自信が芽生えている。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート