【森雅史の視点】2024年11月5日 ACLE MD4 川崎フロンターレvs上海海港
ACLE MD4 川崎F 3(3-0)1 上海海港
19:01 キックオフ 等々力陸上競技場 入場者数11,757人
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上海海港が寝ている間に川崎が試合を決めた。
前半は一方的な川崎のペース。まるで2020年や2021年のころの川崎のように相手にボールを触らせないくらいボールをつなぎ、上海海港を翻弄した。12分に家長昭博が先制点を奪うと、その1分後には瀬川祐輔が加点してたたみ込み、さらに33分にはファンウェルメスケルケン際がトドメのゴールを決めるなど、試合運びとしても問題なかった。上海海港は川崎にスペースを与えすぎた。
ところが後半、マティアス・バルガスが投入されると上海海港は一気に息を吹き返す。また川崎は前半大量リードを奪ったチームが後半に入ると消極的になる罠にはまった。それでも83分のマティアス・バルガスの1点に抑えて勝点3を獲得。プレーを細かく見ていけばミスの多さや不必要なプレーなども目立ったが、一番の目的である勝点はしっかり稼いだという試合になった。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート