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【森雅史の視点】2024年9月14日 J1リーグ第30節 FC東京vs名古屋グランパス

J1リーグ第30節 FC東京 4(2-0)1 名古屋
19:04キックオフ 国立競技場 入場者数55,896人
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FC東京の「槍」に動きが鈍った名古屋は対抗できなかった。13分、仲川輝人のシュートをランゲラックが弾くところに詰めたのは東慶悟。さらに30分、仲川が抜け出すとついていけずに最後は内田宅哉が倒してしまってPKに。後半に入って65分、遠藤渓太のクロスに逆サイドで一歩先に走り込んだのは高宇洋で、81分にはこの日の一番の功労者、仲川がスルーパスに抜け出して4点目を決めた。

 

名古屋は3失点の後、とにかく1ゴールでもと攻撃に重点を置いた。それが85分、稲垣祥のゴールとして実ったのは、この試合でも得るものはあったということだろう。ただし、名古屋はこのあと9月18日に台風の影響で延期されていた新潟戦、22日に第31節川崎戦と続く。この日悪かったコンディションがどこまで戻るかがポイントになりそうだ。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート