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【六川亨の視点】2024年5月6日 J3リーグ第13節 大宮アルディージャvs松本山雅FC

J3リーグ第13節 大宮 0(0-0)2松本
14:03キックオフ NACK5スタジアム大宮 入場者10,928人
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J3で唯一無敗だった大宮が敗れた。ジャイアントキリングを演じたのは10位に甘んじている松本。ともにJ1経験チームが初めてJ3で対戦し、明暗を分けた。「内容的には押されているけど、決定機はこっちが握っている」と長澤徹監督が振り返ったように、序盤に優勢に立ったのはアウェーの大宮だった。しかし30分過ぎから松本が立て続けに決定機をつかむ。しかしGKの好ブロックやクロスバーに嫌われて、「先に刺さないといけなかった」(長澤監督)と悔やむ結果になる。

 

チャレンジャーの松本は「今日はしっかりガマン比べ。前半は0-0でオーケー。0-0の時間が長くなってくれば焦ってくるのは向こう」と霜田正浩監督が分析した通り、後半の大宮は競り合いでの反則が増えてくる。「ハードワークに勝る才能はない」とハーフタイムに檄を飛ばした効果か、後半27分に疲れの見えた左SB馬渡和彰と左MF山口一真をベンチに下げ、フレッシュな選手を送り出した松本が攻勢に出る。そして34分にエースストライカーの浅川隼人がヘッドで先制点を奪うと、1分後に浅川のゴールをアシストした右SB藤谷壮が鮮やかな左足シュートを突き刺して、大挙して押しかけた松本サポーターを熱狂させた。

 

 

 

 

六川亨(ろくかわ・とおる)

東京都板橋区出身。月刊、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任し、W杯、EURO、南米選手権、五輪を取材。2010年にフリーとなり超ワールドサッカーでコラムを長年執筆中。「ストライカー特別講座」(東邦出版)など著書多数。