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【森雅史の視点】2024年3月16日 J1リーグ第4節 東京ヴェルディvsアルビレックス新潟

J1リーグ第4節  東京V 2(1-1)2 新潟
16:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数17,055人
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2023年シーズン、東京Vが先制点を奪ったのは22試合とリーグ5位、前半リードしたのは10試合とリーグ14位だった。そんなエンジンの温まるのに時間がかかるチームが8分、FKを山田楓喜が決めて先制する。さらに22分に染野唯月が、25分には見木友哉が決定機を迎えるもGK小島亨介に阻まれた。

流れは東京Vが握っていたが、新潟はCKから引き戻した。32分、CKから谷口海斗がヘディングで決め、同点に。そのまま後半に入ると新潟のポゼッションが次第に東京Vのミスを誘い始める。そして69分、バックパスのミスを見逃さなかった長倉幹樹が逆転ゴールを叩き込んだ。

さらに73分、長倉がドリブルで突っかけたところで谷口栄斗がひっかける。ペナルティエリア近くの出来事で、またも東京VはPKに泣くかと思われたがエリア外ということで命拾いする。1点差のまま終盤を迎えられたことがドラマを生んだ。

90分、宮原和也のクロスが流れてくるところを翁長聖が蹴り込んで、劇的同点ゴールが生まれた。選手交代で次第にボール保持率を高めていったことが、最後の最後に実を結んだ。

それにしても、東京V戦は試合の最後ゴールが、第1節は90+3分、第2節は89分、第3節が90+3分、そしてこの日が90分。たっぷりドラマが詰まっているので、後半タイムアップの笛を聞くまで決して席を立ってはいけない。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート