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【田村修一の視点】2022年3月19日 J1リーグ第5節 浦和レッズvsジュビロ磐田

J1リーグ第5節 浦和レッズ4(3-1)1ジュビロ磐田
15:04キックオフ 埼玉スタジアム2○○2 入場者数24,207人
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スタートからゲームを支配した浦和の快勝だったが課題も残った。数多くのゴールチャンスを作り出したがフィニッシュが単調で効率を欠き、またGK三浦の好守もあり得点は4点に留まった。今後首位争いに名前を連ねていくには、プレーの強度をさらに上げる必要がある。他方、敗れた磐田は守備の強度が足りなかった。まったくプレスをかけられずに、浦和に自由なボール保持を許し連続失点を喫したスタートはもちろん、その後態勢を立て直してからも、チーム全体が連動して守るまでには至らずさらに失点を重ねた。ここまでは健闘してきたが、Jトップクラスの洗礼を浴びる格好となった。巻き返しに期待したい。

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。