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【Jリーグ】湘南ベルマーレへの調査結果について「(クラブの)管理監督責任は重いという認識をしています(村井チェアマン)」

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【ニュース】湘南ベルマーレへの調査結果について「(クラブの)管理監督責任は重いという認識をしています(村井チェアマン)」『Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~』

2019年10月4日、JFAハウスにて、湘南ベルマーレへの調査結果について記者会見が行われ、会見には村井チェアマンのほか、Jリーグのコンプライアンス担当弁護士である芝昭彦弁護士も出席。
今回の調査を行った芝弁護士から今回の調査の概要についての説明が約80分間にわたり行われた後、村井チェアマンから湘南ベルマーレと同チームの曺貴裁監督に対する制裁が発表された。

調査報告書はこちら(PDF)

1.対象事実 :【曺貴裁氏】
(1)曺氏は、スタッフとの関係においては、パワーハラスメント行為を多数繰り返しており、その結果、スタッフが出勤できなくなったり、精神的に辛い思いをするなどの被害が複数生じた。
(2)曺氏は、選手に対してパワーハラスメントに該当する不適切又は問題となり得る言動が少なからずあり、選手が精神的な苦痛を感じたり、移籍をせざるを得なくなったりするなどの被害が複数生じた。

【湘南ベルマーレ】
曺氏に関し、Jクラブとして容認し難い(パワーハラスメント等に該当する又は該当し得る)言動があったことを認識し又は認識し得たにもかかわらず、積極的・能動的な事実関係の詳細把握や、同氏に対して改善を求めるなど、被害の発生・拡大防止や職場環境の改善に努めるべきであった。にもかかわらず、何ら積極的な行動に出ることなく、曺氏の言動を事実上容認し、多くの関係者が理不尽な目に遭ったりする等の被害が生じ、社会的非難を受け得る状況を招いた。

2.制裁内容 :
【曺貴裁氏】
① けん責(始末書をとり、将来を戒める)
② 公式試合5試合への出場資格停止
※後者については、すでに自粛している5試合をもって、本制裁を科したものとする。

【湘南ベルマーレ】
① けん責(始末書をとり、将来を戒める)
② 制裁金 200 万円
※制裁についての詳細はこちら(J公式)

今回の調査結果、および制裁について、村井チェアマンは次のように述べている。

●村井満Jリーグチェアマン
「30日に調査報告の詳細をいただきました。それを踏まえて、Jリーグとしての判断をお伝えします。
先ほど対象事実の詳細な事実がありましたが、監督においては行き過ぎた指導が存在したと認定しております。そしてその内容はスタッフ・選手に対してのパワーハラスメントに該当するもの判断をさせていただきました。
今回、曺監督にはけん責に加えて公式試合5試合への出場停止という内容となっています。公式試合5試合出場停止、自粛という形ではあるもののこの間出場を控えていたので、それを持って本制裁を科したものと認識しています。
また十分な社会的制裁を受けたと認識していますので、先ほど芝先生からもありましたが、大変指導者としての力量も高い監督でもあります。反省をしていただき、再起していただきたいと思っています。

また湘南ベルマーレに対しては、こうした事実認定、パワーハラスメントに該当するいわゆるコンプライアンス事案がクラブで発生しているのにもかかわらず、それを認識することもできたはずで、もしくはそうした事案がしっかり経営側に上がってくるような体制を整備する必要があったと思います。そういう意味では管理監督責任は重いという認識をしています。
今回クラブに対して、けん責に加えて制裁金200万円の制裁とさせていただきました。
30日の事案の答申を受けて裁定委員会に諮り、制裁内容を確定しました。
今回の制裁については、本日昼には、真壁会長と水谷社長にお伝えています。両者とも厳粛に受け止めていますということでした。早速クラブとしては、再発防止に動き出すとのことでした。本日会見等があると聞いています。リーグとクラブで手を携えながら、こういったことが無いように取り組んでいきます」

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