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【Jリーグ】「シーズンを移行した場合、(ACLの)グループステージやラウンド16などと重なり、リーグの優勝争いと鉢合わせすることになる(Jリーグ・村井チェアマン)」

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「シーズンを移行した場合、(ACLの)グループステージやラウンド16などと重なり、リーグの優勝争いと鉢合わせすることになる(Jリーグ・村井チェアマン)」~11月のリーグの理事会より(5)~『Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~』

11月21日、JFAハウスにて11月のリーグの理事会が行われた。理事会後に記者会見が行われ、Jリーグ村井満チェアマンから決議事項・報告事項が発表された。

今回は理事会後の会見に出席した村井満チェアマンのコメントをお届けしています。

(4)はこちら

○村井満チェアマン
Q: FUJI XEROX SUPER CUP 2018(2018年2月10日、埼玉スタジアム2002で開催)の件で2点教えてください。代表戦の親善試合では6人までの交代できますが、3人から5人へレギュレーションが変更となった経緯と、ハーフタイムを除き3回までに限るというのは、つまり選手が同時に複数人交代となる場合は1回と数えるのか、選手一人につき1回というカウントなのか、どちらでしょうか?

【選手交代での変更点】
・選手交代人数

3人⇒5人

・選手交代のタイミング

ハーフタイムを除き3回まで

(競技運営部・黒田氏が回答)
1回で5人を交代することは可能です。人数に関係なくタイミングで1回とカウントします。(なぜ5人なのかについて)人数についてですが、11人のうち半分以上にならない数でいこうということと、現状の3人より5人の方がより多くの選手を見ていただけるということから5人と決定しました。ハーフタイムの交代はカウントに入れず、ハーフタイムでの交代を除いて3回までとしています。

(村井チェアマン)
人数が増えたことで、選手交代で時間を使うことをしないようにということでした。3回の交代時と同じ時間の中で行いましょうということです。

Q:J1リーグの優勝について、試合のない日に決まる可能性がありました。これもACL決勝進出による日程で難しい事があると思いますが、来年以降もこういう可能性が出てくると思います。嬉しい悲鳴かもしれませんが、これまでだと最終節で同時刻にしたり、昨年までは土曜開催で一斉に行ってきたこともあり、優勝が決まる瞬間が分かりやすかったと思いますが、そのあたりで理事会で出た話や懸念などはありますか?

(村井チェアマン)
本日の理事会ではその話は出なかったです。基本的にはコンペティションの公平を期するためにラスト3節は同時キックオフとしています。ACLで進出した場合に取り決めていた例外が今回適用された形です。優勝争いに関する質問は特にはありませんでした。もともと、ガンバ大阪がACLでファイナリストになりそうだった時に、最終節がACL決勝と重なっていました。それは当然良くないです。ぎりぎりの判断と思っています。

ちなみに、シーズンを移行した場合、現在は11月にACLと最終節が重なりますが、それが4~5月くらいになりますので、グループステージやラウンド16などと重なり、出場する4クラブがリーグの優勝争いに鉢合わせすることになります。(今でも)ギリギリの日程の中で、日程を変更する先を何とか確保してシーズンを組んでいますが、移行してさらに1ヶ月短くなると、日程を逃がす先がなくなり、厳しいACLの戦いになる可能性があります。その状況と比べると何とかぎりぎりのところで運営させていただいているという認識です」

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