"イケメン"がJリーグへの入り口でしたが、今では応援するクラブが大好きです【Jに魅せられて】

昨季までのJ1リーグの2ステージ制導入など、近年のJリーグは新規ファン層の開拓に向けて積極的に取り組んでいる。しかし、満員の観衆で埋まる日本代表の公式戦と比べて、まだまだJリーグの動員力にはさまざまな課題が残っている。新規層に響くJリーグの魅力とは何か。その女性的視点で、女性ファン拡大の取り組みを続けている団体が『Jユニ女子会』だ。J論では定期的なシリーズ企画として、Jユニ女子会のメンバーにインタビューを敢行し、Jリーグの新規ファン層拡大のために、私たちができることを検証していく。第3回は"イケメン"選手をきっかけにJリーグの魅力にハマっていった二人のサポーターが登場する。

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(写真・左)ミサさん(FC東京サポーター/石川直宏きっかけ)
愛媛県出身、千葉県在住。石川選手がJリーグへの入口でしたが、今ではFC東京というクラブが大好きです。ナオさんと一緒にリーグ優勝したいです! Jユニ女子会を通して、Jリーグを盛り上げていけたらと思います。

(写真・右)えりさん(ザスパクサツ群馬サポーター/常盤聡きっかけ)
イケメン・トッキーがいるということでザスパを知ってから、ザスパのために戦う選手、サポーターを思ってくれる選手を見ていたら応援するように。今季こそ、ワクワクを楽しみにしています!

▼イケメンと出会うまでのサッカーとの関わり


ーー今回は『私、顔から入りました』というテーマでお二人に集まっていただきました。それぞれFC東京の石川直宏選手、昨季限りで現役を引退した常盤聡選手をきっかけにJリーグを好きになったとお聞きしていますが、まずは"イケメン"と出会うまでのサッカーとの関わりを教えてください。

ミサさん:もともと私はスポーツを見る家庭で育ちました。サッカーだけではなく、五輪がある時は常に五輪の試合が流れていましたし、父親は野球が好きなので、家に帰ると父がいつもナイターを見ていました。もちろん、2002年日韓W杯の時は友達と日本代表の試合を見ました。バットマンだったツネ様(宮本恒靖)の記憶はありますが、日韓W杯の大会期間中は、特定の選手を見るというよりも、W杯という大会を楽しんでいました。

えりさん:実は私、サッカー選手は中田さん(中田英寿)とヤットさん(遠藤保仁/ガンバ大阪)しか知りませんでした。中田さんはテレビ番組で「元サッカー選手の中田英寿さんが......」と取り上げられている場面を見て、「あ、中田さんはサッカー選手だったんだ」と認識しました(苦笑)。中田さんを知ったのも"旅人"になったあとです。

遠藤さんはリフティングを何回続けられるか、といったことに挑戦するテレビ番組を見て知りました。サッカーの試合はW杯すら見たことがなかったぐらい、一切サッカーの試合をテレビで見たことはありませんでした。さらにJリーグのチームで知っているのは浦和レッズ、ヤットさんがいるG大阪、そして職場がある大宮をホームタウンとする大宮アルディージャぐらいです。

ーーなるほど。では、それぞれイケメン・石川選手と常盤選手との出会いはどうだったのでしょうか?

ミサさん:ナオさんを知ったきっかけは、勉強に疲れて、深夜にテレビをつけた時に放送していたサッカーの国際試合を見てからです。その国際試合はナオさんが7番をつけていたU-22日本代表の試合だったと記憶しています。"スピードスター"と言われていて、右サイドを爆走していた時代です。その試合で石川選手が活躍していて、「この選手カッコイイ......」と思ったことがきっかけです。それからFC東京の試合を見るようになるまでは少し時間がかかるのですが......、当時はマリノスの選手でした。金髪のころです。

ちなみに私は地元が愛媛県なので、愛媛FCがJFLからJ2に参入したあとは、実際にニンジニアスタジアムで試合を見たことがありますが、大学に入って千葉に出て来るまでは、スタジアムでスポーツを観戦する機会はなかなかありませんでした。関東に来たことでナオさんの試合を見に行けると思い、いろいろと調べると、FC東京に在籍していることが分かったので、スタジアムへ見に行くことにしました。

えりさん:私がトッキーを知ったきっかけは、友達が昨季に入るぐらいの時期にサッカーの試合に興味を持ち始めて、その友人と一緒にザスパクサツ群馬の試合に行くことになった時のこと。その友人が道中で「群馬にはトッキーというイケメンがいるの。17番だからちゃんと見てね!」と教えられました。実際にスタジアムに着いて、トッキーを見たら「すごいイケメン!」と。しかも開幕戦でゴールを決めて、バク宙を披露してくれて......。すごくカッコ良かったです。

しかもその開幕戦に勝ったため、その後はもうテンションが上がってしまい、メインスタンドの下にいた選手たちに向かって手を振ったら、トッキーが満面の笑顔で「ありがとう!」と言ってくれて、もう落ちました(笑)。ただ顔に見惚れ過ぎて、写真を撮れなかったことをこの1年ずっと悔やんできました(笑)。

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▼群馬はEXILE系イケメン多し!?


ーーちなみに石川選手と常盤選手、それぞれのルックスの魅力は?

ミサさん:ナオさんは何をやっていてもカッコイイです。私服もナチュラルな感じでカッコイイ。あとは笑った時の目の周りのシワが好きです。ファン歴は10数年。FC東京の試合を本格的に見るようになったのは2009年からです。

実は私はもともと"ジャニオタ"だったんです。Jユニ女子会でジャニオタをカミングアウトをしたら、結構そういう人がいたのですが、イケメンは興味のある対象でした。関東に来るまでは典型的なジャニオタ。ちなみに、KAT-TUNの赤西仁君が好きでした。

ーーどの程度KAT-TUNを追いかけるジャニオタだったのですか?

ミサさん:一緒に全国ツアーを追いかけるぐらいのジャニオタです。全国ツアーがあれば北海道、沖縄、仙台、東京、名古屋と、主要都市は制覇しました。どこにお金があったんだろう? と思うぐらいハマっていましたね。

えりさん:トッキーのルックスの魅力は、すごくきれいな顔をしているんですよ。芸能人よりもカッコイイなと思うこともありますし、あの系統の顔がタイプです。あんなにカッコイイのに、バク宙はするし、話す時はしっかりと目を見てくれます。しかも『トキラジ』(ツイットキャスティングのラジオ配信)を聴いたら、話していることがよく分からない(苦笑)。最初は「え!?」と思いましたが、どんどんハマっていきました。でもシーズンが進むに従って、トッキーの出場機会は減っていきました。もちろん、トッキーを応援し続けていましたが、ほかの選手にも少しずつ意識を傾けるようになった後は、ザスパというクラブを好きになりました。

ーーちなみに群馬でトッキー以外のイチ押しの選手は誰ですか?

えりさん:ギシちゃんことDFの川岸祐輔選手。トッキーとは顔の系統が少し違くて、より男性的という意味ではギシちゃんが好きです。トッキーはジャニーズを好きな感覚で好きです。ギシちゃんはまだ24歳。背が高くて、ガタイが良くて......、もう(笑)。

ミサさん:川岸選手も常盤選手もEXILEにいそう。群馬の選手リストを見ると、もっとイケメンで推せばいいのに......。EXCILE系イケメンが多い印象です。

ーーお二人とも"イケメンきっかけ"とはいえ、クラブを好きになった印象ですが、試合はどの程度見に行っているのですか?

ミサさん:私はJユニ女子会に入ったことをきっかけに昨季からソシオになりました。一人で観戦していた時は天気が悪かったり、寒い、暑いという日は足が遠のいていたのですが、今はJユニ女子会のメンバーがいるから、それでもスタジアムに行こうと思えるようになりました。仕事の都合もありますが、ホームゲームに関しては、行けた試合よりも行かなかった試合を数えたほうが早いです。

ただ、昨季に関しては、ナオさんはほぼ試合に出ていないので、姿を見られないですが、それでもゴール裏で飛んでいました。クリスマスイブに試合があった天皇杯準々決勝・川崎フロンターレ戦もサンタの帽子をかぶって、ゴール裏でクリスマスソングを歌っていました(笑)。

りえさん:私の仕事は休みが平日の1日だけなので、ほとんど試合には行けませんでした。昨季のザスパ戦は4試合を観戦しました。ただシーズンの最後のほうは、休みの日は全部群馬の練習に行きました。でも選手とコミュニケーションを取るのですが、一緒に行く友人も私と同じで人見知りなので、"しゃべりたい願望"はあっても、いざ対面すると恥ずかくて話す話題が出てこない(苦笑)。移動の車の中で「コレを聞こう!」と考えるのですが、緊張してしまい、写真を撮っても私の顔はすごく引きつっています。

途中からトッキーとのツーショット写真を撮ることは止めました。あまり話せないので、毎回握手はしていただきました。現役引退はすごく残念ですが、ギシちゃんがいますし、ザスパには良い選手が多いです。この1年で十分にザスパの魅力が伝わってきたので、今季もザスパサポ継続です。

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▼"ギャップ萌え"が女性心を刺激する!?


ーー好きな選手との印象的なエピソードを聞かせてください。

えりさん:トッキーは写真を撮る時にいつも顔が引きつっているんですよ。選手同士でいる時はすごく笑っているのに......。実は写真を撮るとあまりイケメンではないという......。でもたとえ写真はそうだとしても、握手の時は必ず目を見て握手をしてくれますから、その"ギャップ"にもうやられています(笑)。

ミサさん:ウチで言えば、モリゲ(森重真人)もそう。モリゲは全然笑ってくれません。子供と一緒に撮影すると笑ってくれるのに......。

ちなみに私が本格的にFC東京を見始めた09年は、柏レイソル戦でナオさんが靭帯の大けがをして、戦列から離脱したのですが、その年にたまたまナオさんのファンミーティングに行くことができました。そのシーズンはナオさんがたくさん点を取ったシーズンで、その結果ベストイレブンに選ばれるなど、けがを除けば良いシーズンでした。そのファンミーティングでナオさんが自分のゴールシーンを解説するコーナーがありました。「スローインからのシュートはあまり好まないけど、誰もボールを受けに行かないからボールを受けて、振り向いたら、シュートコースが見えたのでシュートを打ちました」と、本人が解説してくれたんです。

小平では話せる時間も限られていますが、ファンミーティングでは話せる機会もありましたし、抽選会のコーナーもありました。ナオさんだから女性ファンが多いのかなと思ったら、意外と男性ファンが多く、「やっぱりナオさんすごいな」とあらためて思った次第です。

ーーちなみにお二人のほかのイチ押しイケメン選手は?

ミサさん:FC東京の若手では室屋成選手。今年はナオさんのユニと一緒に予約をしました。顔もカッコイイのですが、関西人でやや血の気も多く、熱い選手。あまり東京にはいないタイプなのかなと。負けん気の強さも好きです。先日、チームメートである吉本一謙選手の結婚式では、招待状のアドレス欄に住所を書くべきなのに、メールアドレスを書いたというお茶目なエピソードが吉本選手のツイッターにアップされていました。それを見て「大学生の年齢の普通の男の子なんだな。かわいいな」と思えました。あとジェフユナイテッド千葉からG大阪に移籍してしまいましたが、井出遥也選手も好きです。

えりさん:私、最近気になっているのは蛍(山口蛍/セレッソ大阪)。

ミサさん:やっぱりEXILE系だ(笑)。

えりさん:筋肉を鍛えているけど、不思議系が好き。見た目と違って、フワーっとしている。J1昇格プレーオフで勝った後に泣き崩れているシーンを見て、キュンとしました。

ミサさん:まさに"ギャップ萌え"だ(笑)。

えりさん:セレッソのサポーターも熱いですから、J1ならばセレッソを応援しようかなと思い始めています。自分ではミーハーだとは思っておらず、スポーツをやっている男性が好きで、戦っている姿も好きで、結果的にイケメンが多いんです。もちろん、ザスパはザスパのために戦っている選手たちの姿に感化されました。そこはブレません。

ミサさん:選手は移籍できても、サポーターはなかなか移籍できませんからね。
(後編「サッカー選手としての格好良さとピッチ外の格好良さのギャップ。それも魅力の一つです」)

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郡司 聡(ぐんじ・さとし)

茶髪の30代後半編集者・ライター。広告代理店、編集プロダクション、サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』編集部勤務を経て、現在はフリーの編集者・ライターとして活動中。2015年3月、FC町田ゼルビアを中心としたWebマガジン『町田日和』を立ち上げた。マイフェイバリットチームは、1995年から1996年途中までの"ベンゲル・グランパス"。

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