
【田村修一の視点】J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第1節「ジェフユナイテッド市原・千葉vs浦和レッズ」
J1百年構想リーグ地域リーグラウンド第1節
ジェフユナイテッド市原・千葉 0(0-2)2 浦和レッズ13:04キックオフ フクダ電子アリーナ 入場者数16338人
試合データはこちら
千葉は17季ぶりのJ1復帰戦を勝利で飾れなかった。前週のちばぎんカップに続いての連敗。しかも試合開始早々に失点を喫し、前半は相手に完全にゲームを支配される展開も同じだった。選手たちは、些細なミスも失点に直結するJ1のレベルを、今、実感しているだろう。
それでも小林慶行監督が「半歩前進」と表現したように、柏戦に比べ千葉らしさも随所に見られた試合ではあった。千葉にとって百年構想リーグは、ほぼ初参加に等しいJ1への長期ブランクを埋めるためのリーグでもある。
難しい戦いが続くなかで、これまで積み上げてきたものをさらに進化させ、J1仕様にどこまで磨きあげられるか。自信を失うことなく信念を貫き通せるのか。真価が問われる戦いは、まだ始まったばかりである。
一方、千葉に快勝した浦和は、アウェーゲームで好スタートを切ることができた。ただ、2得点はいずれも相手のミスがらみで、しかも試合開始まもなくでのこと。その後もゲームをコントロールしたとはいえ、千葉につけ入る隙を与えたのも事実であった。この百年構想リーグはもちろん秋から始まる新しいJリーグでも、優勝争いを演じていくにはまだ多くの課題があることが明らかになった試合だった。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。



