【Jリーグ】「(浦和が)ACLでタイトルを取るという、競技レベルで一つ結果を出してくれました(Jリーグ・原博実副理事長)」
「(浦和が)ACLでタイトルを取るという、競技レベルで一つ結果を出してくれました(Jリーグ・原博実副理事長)」~PUBレポート2017WINTERメディアブリーフィング(1)~(『Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~』)
2017年12月21日、JリーグはJFAハウスにて、J.LEAGUE PUB Report 2017 winter 発行に関するメディアブリーフィングを開催した。
今回のブリーフィングでは、フットボール面については原博実副理事長が、ビジネス面については村井満チェアマンからそれぞれ説明を行った。
PUBとは・・・
「Participate」(参加して)
「Understand」(理解して)
「Build」(共につくる)
の頭文字で、1年に夏と冬の2回レポートとして発行し、さまざまな角度から眺めたオンザピッチやオフザピッチ客観的なデータや重要戦略の進捗を振り返り、それらの変化の兆しなどをまとめている。2016シーズンのJリーグを振り返る上で、良かったことも悪かったことも包み隠さず掲載している。(PUBレポートサマリー資料より)
PUBレポート2017WINTERはこちら!
○村井満チェアマン
「みなさまこんにちは。一年間大変お世話になりました。いろいろなことがありましたが、皆様にいち早くこの一年をどう総括しているのかお伝えするためにPUBレポートをご説明申し上げます。
12月3日にプレーオフ決勝で全日程が終了して、短期間で入稿しましたので、普通でしたらこれくらいのボリュームなのでしっかりと校閲しないといけないんですが、誤植ではなくて内容が間違っている箇所も見つけてしまいました。後ほど修正するようなこともありますが、私自身で湯気が出るようなホカホカの状況で先にお届けすることが大切で、内容については突っ込みどころもありますが、皆様からご指摘いただければと思います。
まず最初に原の方からフットボールに関することにご説明させていただきます。私の方からは、それを補足するように説明します。では早速ですが原さんよろしくお願いします」
○原博実副理事長
「みなさん、こんにちは。原です。まずはフットボール関連の総括からいきたいと思います。
魅力的なフットボールについて、結構議論しました。どういう基準でこれを評価するのかというのは、たぶん人それぞれいろいろな考えがあると思います。またアクチュアルプレーイングタイムだったりゴール前でのシュート数などデータもいろいろと取っています。いろいろな考え方がある中で、やはり競技レベルを上げるために、我々はまずACLで結果を出すことを一つの目標としました。ACLで浦和レッズが浦和としては10年ぶり、日本のJクラブとしては9年ぶりに優勝してくれました。クラブワールドカップでアルジャジーラに負けてしまったんですが、久しく勝てなかったACLでタイトルを取るという、競技レベルで一つ結果を出してくれました。
それと、皆さんご存じの通り川崎フロンターレがタイトルを獲得しました。今までいろいろなことを言われても、例えば地域に対する貢献であったり、サポーターとの関係だったり、あるいはサッカーのスタイル、地域色とかチームの哲学があるチームが増えてきたと思いますし、これは間違いないんじゃないかなと思います。もっともっとJの中に増えてくることを、我々は願っています。そういうことが増えることが、海外のプロリーグじゃないですけど、魅力的なフットボールにつながってくると思います。
あとは最後にまとめて言いますけど、日本のあるいはJリーグの将来を考えた時に(大切なのは)育成ですね。若い選手がどんどん出てくる、あるいは若い指導者が出てくる、あるいは若い世代の人たちがサッカーに興味を持って見てくる。そこにカギがあると思いますので、その3つを皆さんに説明していきたいと思います」
(2)へ続く
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