清水エスパルスFW鄭大世選手が記事タイトルの「苦言」に苦言!?…そもそも「苦言」とは?
苦言ってタイトルつけたら角が立つじゃないですか。 https://t.co/i7KCJBhqHz
? 鄭大世 ??? Chong Tese (@ChongTese9) 2017年9月25日
鄭大世選手は33歳。おじさんよりも10歳ほど若いのですが、苦言に対するイメージの違いに、ジェネレーションギャップを感じてしまいました。そもそも「苦言」とは……。
苦言とは – Weblio辞書
http://www.weblio.jp/content/%E8%8B%A6%E8%A8%80
言われる人にとってはいい気はしないが,その人のためにあえて言う忠告。
「苦言を呈する」は勇気が必要な行為で、むしろポジティブな意味だと思っていたのですが……。ただ、「苦言」について調べているうちに、次のような記事を発見してしまいました。
松本人志がナイツの漫才の方向性に苦言「新しいことをやろうとする」
http://news.livedoor.com/article/detail/13651839/
「次から次へと新しいことをやろうとする」「大っ嫌い!」と苦言を呈した
いやいや、それは苦言ではなく、単なる感想というか悪口なのでは? こういう記事を読むに、苦言というのは、いつの間にか「悪口」と同義に考える人が増えたのかもしれませんね。まあ確かに、「あえて苦言を言わせてもらうが」と前置きして説教したがる人の話って、単なる悪口ってことが多いですからね。
また、文化庁が行った「国語に関する世論調査」でも指摘されていましたが、最近は、コミュニケーションにおいて「なるべく事を荒立てず、相手の気持ちになじむよう話し、人間関係を優先し、自分の意見を主張しない傾向」が強いようなので、そうしたことを気にしたのかもしれません。
平成28年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
http://www.bunka.go.jp/tokei_hakusho_shuppan/tokeichosa/kokugo_yoronchosa/pdf/h28_chosa_kekka.pdf