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【田村修一の視点】2026年2月28日 百年構想リーグ地域リーグラウンド第4節 FC東京VS柏レイソル

百年構想リーグ地域リーグラウンド第4節 FC東京 0(0-0)2柏
15:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数21,869人
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3連敗中の柏がFC東京を下し、百年構想リーグ初勝利をあげた。

 

前半は両者のプレー強度とスピード、トランジションが高いレベルで拮抗し、J1でも滅多に見ることのないレベルの高い攻防が展開された。ピッチに倒れ込む選手もほぼ皆無で、プレーが中断しても即座に再開する。そのスピード感も、サッカーに対するプラスのイメージを大いに喚起するものだった。

 

ゲームは後半に動いた。リカルド・ロドリゲス監督がハーフタイムで主に攻撃面での修正を加えた柏は、攻撃の枚数と流動性をさらに高めてFC東京のボランチへの圧力を強め、CBのアレクサンダー・ショルツを中盤に引き出しペースを握った。その流れの中で54分に垣田裕暉が先制、82分には瀬川祐輔が追加点を挙げて試合を決定づけた。

 

ここまで試合内容が結果に反映されなかった柏だが、この勝利が浮上のきっかけになるかも知れない。

 

一方、FC東京は、後半の柏の攻撃に後手を踏んだことと、投入した交代出場選手が流れを変えるまでには至らずに、失ったリズムを取り戻せなかった。試合最終盤に立て続けにチャンスを掴んだとはいえ、GK小島亮介の好セーブもあり得点には至らず、ホームでの連勝は3でストップ。松橋力蔵監督も語ったように、この日は彼らの日ではなかったのだろう。

 

 

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。