J論 by タグマ!

【森雅史の視点】2025年4月12日 J1リーグ第10節 東京ヴェルディvsヴィッセル神戸

J1リーグ第10節 東京V 0(0-0)1 神戸
15:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数17,474人
試合データリンクはこちら

 

東京ヴェルディの1回だけのミスが勝敗を分けた。51分、宮代大聖がボールを持ったとき、それまで連動してスペースを埋めていた東京Vの選手たちは一瞬遅れてしまった。宮代はそのスキを見逃さずボールを前に運ぶと、左サイドに展開していたエリキにパス。エリキが折り返すと汰木康也がこの試合の唯一のゴールを決めた。

 

激しい神戸のチェックを巧みなボールさばきとツボを心得たパス回しで凌ぎ、長短のパスを使い分けて対抗していた東京Vだったが、最後は押し切られてしまった。両者のチーム力に差はあったが、勝敗はどちらに転んでもおかしくない戦いだった。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート