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【森雅史の視点】2025年8月23日 J1リーグ第27節 横浜F・マリノスvsFC町田ゼルビア

J1リーグ第27節 横浜FM 0(0-0)0 町田
19:33キックオフ 日産スタジアム 入場者数 32,188人
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両チームともにタフネスぶりを見せた試合だった。横浜FMは町田の攻撃をしっかり受け止め、なかなか決定機をつくらせない。そしてボールを回して町田の選手を走らせる。後半の飲水タイムが終わり、町田の選手たちに疲れが見え始めたところで猛攻に出た。谷晃生の好セーブもあってゴールを割ることは出来なかったが、耐えるところは耐え、反撃の機会をじっくり狙うところは、したたかさが戻ってきたと言えるだろう。

 

一方の町田はACLE出場の関係で連戦中。しかも累積警告での出場停止で主力選手たちが次々に起用できない事態に陥っている。それでも前半はプレスに行き、後半足が止まり始めてもカバー力で凌ぎきった。攻撃で絶対的な力を発揮している相馬勇紀は味方との距離が開き思うようにパスが出てこなかったものの、何度もチャンスを演出。しかしこの日はゴールが遠かった。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート