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【田村修一の視点】2024年10月9日 ルヴァンカップ準決勝第1戦 横浜F・マリノスvs名古屋グランパス

ルヴァンカップ準決勝第1戦 横浜FM 1 (1-2) 3 名古屋
19:03 キックオフ 日産スタジアム 入場者数10,529人
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名古屋が横浜FMに快勝した。ともにベストメンバーで臨んだ試合で、名古屋はセットプレー(CKとスローイン)からヘディングで3得点。横浜FMのボール回しを分断するマンマークの守備もうまく嵌り、理想的な展開と結果で地元名古屋での第2戦を迎えることができた。

 

一方、ACLの蔚山戦と同じメンバーで臨んだ横浜FMは、蔚山戦のようなプレーのインテンシティを発揮できずに不本意な結果に終わった。ハッチンソン監督は、試合中にピッチ上でチームの立て直しを図れるリーダーの不在を嘆いた。失点を喫し、普段はできているプレーができなくなってしまったこと、その修正をできなかったことが遺憾であると。第2戦に向けて立て直しは急務。どう対処するか注目したい。

 

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。