【田村修一の視点】2023年11月24日 J1リーグ第33節 横浜F・マリノスvsアルビレックス新潟
J1リーグ第33節 横浜FM0(0-0)0新潟
19:03キックオフ 日産スタジアム 入場者数34,335人
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逆転優勝のためには勝ち点3がどうしても必要な横浜FM。だが組織的に守る新潟のゴールを、最後までこじ開けることはできなかった。
試合を通して横浜FMがボールを支配した。サイド攻撃からチャンスを作り出し、実際に得点していてもおかしくない場面もあった。ただし、新潟の守備を崩し切ったかというと、そうではなかったのも事実。選手交代がプレー強度を高めるには至らず、逆にオープンな展開となって新潟にカウンターのチャンスを与えた。フィニッシュに精度を欠き得点にこそならなかったが、結果はどちらに転んでもおかしくはなかった。
今季の横浜FMは「コンシステンシー(一貫性、継続性)」が足りなかったとマスカット監督は総括した。来季への課題である。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。