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【森雅史の視点】2024年7月20日 J1リーグ第24節 FC町田ゼルビアvs横浜F・マリノス

J1リーグ第24節 町田 1(0-2)2 横浜FM
18:03キックオフ 国立競技場 入場者数46,401人
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前半がすべてだった。町田得意のハイプレスが機能しない。ここまでオ・セフンとナ・サンホ、ミッチェル・デュークと藤尾翔太という組み合わせで機能してきた前線の守備だったが、オ・セフンの出場停止と藤尾のパリ五輪参加で、去年のゴールデンコンビ、ミッチェル・デュークとエリキに戻した。ところが久しぶりということもあったのか、呼吸がずれてしまう。そんなタイミングのずれを見逃すような横浜FMではなかった。

 

33分、アンデルソン・ロペスがPKを決めて先制すると43分にはクロスがゴール前を横切るところに天野純が詰めて2点目。後半、選手を入れ替えることでギアチェンジした町田だったが85分、得意のデザインされたセットプレーからミッチェル・デュークが1点を返すに留まった。

 

負けはしたものの町田は首位をキープした。もっとも、東京ヴェルディ戦の最後の谷晃生の奇跡的なセーブに象徴されるように、盤石の体制で勝点を積み上げてきたわけではない。今後もこのような試練は続くだろう。そこにクラブはどう補強で手を打つか。特に平河悠の代わりは誰になるのか、薄くなってしまったボランチの層はどうやって埋めるのかが焦点だ。

 

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート