【田村修一の視点】2024年3月25日 国際親善試合 U23日本代表vsU23ウクライナ代表
国際親善試合 U23日本2(0-0)0U23ウクライナ
19:15キックオフ 福岡/北九州スタジアム 入場者数11,756人
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U23日本代表が、パリ五輪予選であるU23アジア選手権(4月15日~5月3日、カタール)前の最後の親善試合で、U23ウクライナ代表を2対0と下した。
3日前のマリ戦では、相手の強度とスピード、独特のリズムに苦しんだが、この日はその反省を踏まえ、メリハリの利いたプレスでゲームをコントロールした。国内組が中心のウクライナは、急造チームでコンビネーションにやや難があったとはいえ、選手の個の能力はアジアのトップレベルと同等以上だった。その相手に、戦いでもひるむことなく積極的にボールを奪いにいき、カウンターからチャンスを幾度も作り出した。
これで2年間におよぶ準備はほぼ終了。この後はメンバーを絞り込んでカタールへと向かう。試合後の大岩監督に笑顔はなかったが、確かな手応えは感じていた様子だった。難しい戦いになるのは間違いないが、ベスト4以上に入ってパリ行きの切符を是非獲得して欲しい。
田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。