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【田村修一の視点】2021年3月26日 国際親善試合 U24日本代表vsU24アルゼンチン代表

国際親善試合 U24日本代表0(0-1)1U24アルゼンチン代表
19:01キックオフ 東京スタジアム 入場者8,416人
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昨日の日韓戦とは真逆の内容であり結果だった。時間の経過とともに、日本のアグレッシブさはアルゼンチンに封じ込められ、攻守ともにアルゼンチンのクオリティの高さを見せつけられた。攻守の切り替えの速さやプレーと展開のスピード、球際のねちっこさはまさにアルゼンチンサッカーの神髄を見るようだった。後半のゲームコントロールは、長旅の疲れ以上に彼らに沁みついたスタイルであり、どうすれば相手にリズムを作らせないかを熟知したプレーにはゆるぎがなかった。結果は最少得点差だが、レベルの差は大きい。北九州の第2戦で、日本がどんな反撃を見せるか注目したい。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。