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【田村修一の視点】2023年3月28日 キリンチャレンジカップ2023 日本代表 vs コロンビア代表

キリンチャレンジカップ2023 日本代表1(1-1)2コロンビア代表
19:20キックオフ ヨドコウ桜スタジアム 入場者20,005人
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4日前のウルグアイ戦の引き分けに続き、最少得点差ながらコロンビアには完敗。森保ジャパンのアメリカ・カナダ・メキシコワールドカップに向けての再出発は完全な失敗に終わった。

コロンビアはウルグアイほど手ごわい相手ではなかった。守備では1対1で人につき、攻撃のスペースは制限するものの、ウルグアイのような効率的・効果的なプレスをかけてきたわけではない。そのコロンビアに、日本は攻めあぐんだ。先制点の後、プレーのスピードも強度も上げられずにただボールキープを繰り返すのみ。選手個々の意識のレベルでも、またチーム全体の意志のレベルでも、積極的な攻撃への意欲は感じられなかった。

ワールドカップでの盛り上がりと、4年後に向けての期待に水を差す2連戦の結果と内容。監督はもちろんだが攻撃を担当するチームスタッフの責任は大きい。

 

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。