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【田村修一の視点】2022年9月23日 日本代表 vs アメリカ代表

キリンチャレンジカップ2022
日本代表2(1-0)0アメリカ代表
14:25キックオフ(現地時間) デュッセルドルフアレーナ 入場者5149人
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日本がアメリカに快勝した。チュニジア戦の敗戦を踏まえ、ワールドカップ出場国との戦いでは、どのぐらいのモチベーションとプレー強度が必要かを十分に意識しながら日本は試合に臨んだ。逆にアメリカは、チュニジア戦の日本同様に日本の強度の高さに動揺を隠せなかった。その差が内容と結果に出た試合であり、日本とアメリカの実力差を反映しているわけではない。
とはいえ日本にとって、実り多い試合であったのは間違いない。前田大然をトップに、鎌田大地をトップ下に置く4・2・3・1システムの採用は、久保建英と中山雄太の右サイドこそいまひとつだったものの、攻守にわたり存分に機能し完全にゲームを支配した。後半は強度が落ちるなか、アメリカのシステム変更への対応にも追われたが、それでも冨安健洋の右SB起用や久保と鎌田、伊東純也のポジションチェンジ、3・4・3システムの採用など、多くのオプションを試すことができた。結果はおおむねポジティブで、続くエクアドル戦に注目したい。

 

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。