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【田村修一の視点】2021年5月28日 2024ワールドカップアジア2次予選 日本代表 vs ミャンマー代表

2024ワールドカップアジア2次予選 日本代表10(4-0)0ミャンマー代表
19:20キックオフ フクダ電子アリーナ 入場者0人
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ドイツ人監督アントワーヌ・ジョン・パウル・ヘイに率いられたミャンマー代表は素晴らしいチームだった。組織的なブロックの形成とプレス。プレイスピードとパススピードでアジアを凌駕しようとする日本に対し、守備ではどちらも戦える態勢を整えて試合に臨んだ。特筆すべきは失点を重ねながらも、コレクティブでアグレッシブなスタイルを最後までつらぬき通したことだ。アジアでこれだけインテンシティの高いプレーを90分間続けられるチームはなかなかない。結果は大敗でありながら、ミャンマーサッカーの可能性を見せた試合だった。

 

田村修一(たむら・しゅういち)
1958年千葉県千葉市生まれ。早稲田大学院経済学研究科博士課程中退。1995年からフランス・フットボール誌通信員、2007年から同誌バロンドール選考(投票)委員。現在は中国・体育週報アジア最優秀選手賞投票委員も務める。