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【森雅史の視点】2022年8月6日 J2リーグ第30節 東京ヴェルディvsV・ファーレン長崎

J2リーグ第30節 東京V 1(0-0)0 長崎
18:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数 8,317人
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試合の立ち上がりは長崎が押し込んだ。8分までは次々に前に飛び出し東京Vを押し込んだ。ところが一度東京Vに流れが移ると、自陣奥にブロックを敷いて守りに徹する。陣形を崩さないから東京Vは突破できずにいたが、時間が経つにつれ長崎に疲れが見られるようになり、前半終了間際は東京Vからペースを取り戻すことが出来なかった。

後半立ち上がりこそ長崎は息を吹き返したが、次第に前半と似た展開に。しかしついに61分、ゴール前の混戦から一度は弾きだしたものの、クロスを染野唯月に頭で合わされてついに失点してしまう。ここから長崎は一気に4人の選手を交代させ東京Vのゴールに迫るが、こういう状況で東京Vの「いなす」力は屈指。GKマテウスの美技に救われた場面はあったものの、東京Vが危なげなく逃げ切って試合を終えた。

 

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート