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【森雅史の視点】2022年4月29日 J1リーグ 第10節 FC東京vsガンバ大阪

J1リーグ第10節 FC東京 2(1-0)0 ガンバ大阪
19:03キックオフ 国立競技場 入場者数43,125人
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観客席の視野を妨げていたカメラ用の場所はなくなった。その他にもいろいろな部分が五輪仕様でなくなった国立競技場で、2014年以来のリーグ戦が開催され、FC東京がG大阪に勝利を収めた。G大阪は選手間の距離が遠く、ビルドアップしようとするものの積極的にプレスをかけるFC東京につかまってなかなかペースを握れなかった。逆にFC東京はすべてを術中にはめたと言えるだろう。特に長友佑都の使い方は、前半右サイドからどんどんボランチからトップ下の位置まで進出させ、後半は一転してアウトサイドの攻守に当たらせて変化を付けるなどG大阪を困惑させた。両チームの差が目立ったのはインテンシティ。この試合の前までの1試合のチーム平均スプリント回数が12位(191回)のFC東京と18位(155回)の違いがくっきり出たと言えるだろう。

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート