【森雅史の視点】2022年2月27日 J2リーグ第2節 東京ヴェルディvs栃木SC
J2リーグ第2節 東京ヴェルディ 3(2-0)0 栃木SC
14:03キックオフ 味の素スタジアム 入場者数4,362人
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栃木には不運だった面もある。3分、ロングボールをヘディングでクリアしようとしたが杉本竜士に奪われて先制点を許した。24分、相手のスルーパスを足に引っかけて残ったボールは梶川諒太にとってシュートを打ちやすいところにこぼれた。試合の約1/4を終えたところで2点をリードされては、どんなプランを持っていても難しい。特に相手をいなすことに長ける東京Vが相手だと余計に苦しい展開になった。
一方の東京Vは先制点ですっかり余裕のある戦いが出来ることになった。2点に留まらず、76分にCKから途中出場の河村慶人がダメ押し点しかもプロ初ゴールを決める。後半こそ栃木にペースを握られる時間が出来たものの、結果だけを考えると素晴らしいホーム開幕戦だったはずだ。長いシーズンは残っているが、今一時は喜びを噛みしめていいだろう。
森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート