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【森雅史の視点】2021年11月3日J1リーグ第34節 横浜FCvsサガン鳥栖

J1リーグ第34節 横浜FC 0(0ー0)0 サガン鳥栖
14:03キックオフ ニッパツ三ツ沢球技場 入場者数6,424人
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この日の主役はサガン鳥栖のDF、田代雅也だった。4月7日の第8節に先発し、57分に退場して以来先発はなかった。この試合までのリーグ戦の出場は212分。久しぶりの出場になったが果たした役割は大きかった。

試合序盤から横浜FCのサウロ・ミネイロとの容赦のない1対1の戦いを続け、攻撃の起点を作らせなかった。そのため横浜FCは狙っていたカウンターを繰り出せない。横浜FCは次第に中盤が広がって、選手の活動量も足りず、鳥栖に試合を支配される形になってしまった。

それでも終了間際、両チームとも決定機を迎えるが決められない。もっとも決定力があれば両チームとももう少し上の順位にいたことだろう。その意味では妥当な結果に収まったと言えるだろう。

 

 

森雅史(もり・まさふみ)
佐賀県有田町生まれ、久留米大学附設高校、上智大学出身。多くのサッカー誌編集に関わり、2009年本格的に独立。日本代表の取材で海外に毎年飛んでおり、2011年にはフリーランスのジャーナリストとしては1人だけ朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の日本戦取材を許された。Jリーグ公認の登録フリーランス記者、日本蹴球合同会社代表。2019年11月より有料WEBマガジン「森マガ」をスタート