【東京V】『チャンスをつかみ取る』11月25日(日) J1参入プレーオフ1回戦 大宮アルディージャ戦 13:00 NACK5スタジアム大宮
【無料記事】【トピックス】『チャンスをつかみ取る』11月25日(日) J1参入プレーオフ1回戦 大宮アルディージャ戦 13:00 NACK5スタジアム大宮(18.11.23)(スタンド・バイ・グリーン)
■古巣の大分トリニータとともにJ1へ
いよいよ、2018シーズンのクライマックスへ。25日、東京ヴェルディはJ1参入プレーオフ1回戦の大宮アルディージャ戦(13:00 NACK5スタジアム大宮)に臨む。J1昇格を成し遂げるには、ここから3連勝あるのみ。わかり易くも険しい道のりだ。
「いい経験だった、で終わらせないように。このチャンスをしっかりつかみ取りにいきたい」
そう語るのは、今季のリーグ戦、ゴールマウスをひとりで守り抜いてきた上福元直人である。
2012年、順天堂大から大分トリニータに加入した上福元は、ルーキーイヤーにプレーオフを経験している。
「当時、僕はメンバーに入れませんでしたが、最も不利とされる6位から京都、千葉を破って勝ち上がっていったチームのことはよく憶えています。プレーオフでは、アドバンテージを持つ側も簡単ではない。最後の千葉戦はかなり攻められていたんです。でも、苦しい時間をしのぎ、ゲーム終盤、相手の勢いがわずかに落ちたところを突いて決勝点を奪った」
ゲームが進むにつれ、一方の持つアドバンテージが徐々に影響を及ぼしてくる。天秤は常にどちらかへ傾いており、均衡した状態はあり得ない。プレーオフの特殊性、ゲームを面白くする要素のひとつだ。
「有利な立場にある相手は、引き分けでも大丈夫だという意識が絶対にどこかで生まれてきます。その隙を見逃してはならない。勝つしかない僕らは失点を恐れて守るのではなく、ボールを奪いにいく姿勢が大事になってくると思います」
上福元の古巣である大分は2位で自動昇格を決めた。
「周りからは複雑な気持ちでしょ? と言われますが、大分が上がったのは素直にうれしい。昇格に値する、いいサッカーをしていましたからね。祝福のメッセージはまだ送っていません。自分たちには目の前にチャンスがあり、何も終わっていないので。大分と一緒に上がり、来年はともにJ1の舞台で戦う。それしか考えてないです」
最後尾からチームを盛り立てる上福元のプレーは、やがて相手への圧力に変わるだろう。乾坤一擲の一撃を見舞うまで、ゴールは割らせない構えだ。
【SBGヒーロー2018 途中経過】
14日に投票がスタートし、現時点ではむちゃくちゃに票が割れています。具体名を挙げると影響が出そうなので差し控えますが、ざっと見たところ5、6人が横一線といった状態です。例年、開票率10%くらいでだいたいトップはわかるんですけどね。今回はまったく見当がつきません。
一部、送信ミスと思われるものは除外し、送り直されたものを集計しますのでご心配なく。なお、今年度はサッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の東京V担当、芥川和久さんが加わることにより、『芥川賞』が新設されることになりました。いったい、どんな賞なんだろう。