【東京V】『味スタ夏祭り』7月25日(水) J2第25節 アルビレックス新潟戦 19:30 味の素スタジアム
【無料記事】【トピックス】『味スタ夏祭り』7月25日(水) J2第25節 アルビレックス新潟戦 19:30 味の素スタジアム(18.7.23)(スタンド・バイ・グリーン)
天皇杯を含めて近3試合、チームで唯一フルタイム出場の梶川諒太。
■相手の弱点を読み取る力
中3日で行われる真夏の3連戦だ。前節、東京ヴェルディはアビスパ福岡とスコアレスドロー。25日のJ2第25節アルビレックス新潟戦(19:30 味の素スタジアム)で、勝点3奪取に挑む。
攻守に尽力し、さらには決定機の演出と仕事の幅をぐいぐい広げている渡辺皓太は言った。
「新潟は福岡と似た印象のあるチーム。ある程度、ボールは持てるでしょうから、決めるべきところをしっかり決めたい」
前回の新潟戦は、渡辺の仕掛けたドリブル突破、味方との鮮やかなパスワークでゴールを奪い、一気に試合の流れを引き寄せた。その豊かな発想力、アグレッシブな姿勢に再度期待が懸かる。
一方、梶川諒太はこう語る。
「新潟は個人能力の高さが特長。反面、組織の面では付け入る隙があるなと感じます。自分の場合、ロティーナさんに守備のやり方を教わり、徹底した規律を身につけたことで、相手のここのポジションは戻りが遅いといったことが、かなり見えるようになってきたんですね。ゲームのなかで気づいたことを生かしていくのが大事だと思います」
7月11日の天皇杯3回戦の関西学院大戦、15日のレノファ山口FC戦、21日の福岡戦と、梶川はチームで唯一のフルタイム出場。この消耗の激しい連戦ではベンチスタートの可能性もあるが、「途中で下げられないのが監督からの信頼の証だとすれば、選手としてこれ以上の喜びはない」と梶川。ピッチに立てば犬のように走り、託された仕事をやり切ろうとするに違いない。
当日の天気予報は曇時々晴。チケットのご購入はヴェルディチケットまで。
《クラブウオッチ》
21日、プレナスなでしこリーグカップ1部決勝で、日テレ・ベレーザがINAC神戸レオネッサを1‐0で下し、2年ぶり7度目の優勝。今季、ひとつ目のタイトルを獲得した。日テレ・メニーナは『Gothia Cup 2018』で頂点に立ち、女子チームがとにかく元気だ。
「新潟戦の会場では『ヴェルディランド夏祭り』を開催し、おなじみのヨーヨーすくいや輪投げといったミニゲーム、縁日にちなんだグルメをご用意します。せっかくの夏休みですので、この機会にぜひとも若い人や子どもさんを呼び込みたい」とクラブ関係者A。また、夏季のホームゲーム3試合を対象に、『学生ワンコインチケット』の販売を開始する。「中学生、高校生、大学生、専門学生の方はワンコインの500円(ホーム自由席)でご観戦いただけます。見込みとしては100枚は売りたいところで、全体の入場者数は6,500人が目標」と、未達であれば切腹も辞さないという鬼気迫る顔のクラブ関係者B。なお、こちらは前売りのみの販売で、学生ワンコインチケット専用ページで購入が可能だ。
[今季の1試合平均入場者数] 5,394人( ↑ 15/22位)
過去3シーズンの1試合平均入場者数
2015年 5,655人
2016年 5,402人
2017年 6,206人
●ランド地獄耳●
▼およそ1ヵ月の熱戦に幕を閉じたFIFAワールドカップ ロシア。日本代表の長谷部誠の奮闘ぶりに刺激を受けたのが永田充だ。「長谷部とは同い年で、高校の頃は静岡県選抜で一緒だったこともあります。あいつのチームを鼓舞する様子、懸命に食らいつく姿には心を揺さぶられるものがありました」。まじめが服を着て歩いていると形容される長谷部は、若い時分からあのスタイルだったのか。「たまに調子に乗って、ふざけることはありましたよ。あんまり面白かった覚えはないですけど」と永田は言葉少なに語った。
▼先日、雑誌のグラビア撮影があった井上潮音。ユニフォームに着替えるところの撮影で、井上は最初にシャツを首からすっぽり被り、そのあとに左右の袖を通した。それは子どもの着方ではないのか。どうもおかしいなとカメラマンは撮影を中断。「次は腕から先に通してみようか」との指示を受け、そのとおりにやってみたのだが「違う。なんかヘンな感じがする」と今度は井上の表情が曇る。おいおい、天然で母性本能をくすぐるにもほどがあるぞ。この世の「守ってあげたい」を根こそぎ持っていくつもりか。
【今週のひと】
育成年代の強化を目的とする日本サッカー協会とJリーグの協働プログラムにより、スペイン北部バスク州のレアル・ソシエダで1年間の研修を受けた冨樫剛一強化部アカデミーダイレクターが7月初旬に帰国。15日のレノファ山口FC戦は、味の素スタジアムで観戦している。
「手始めに何をやろうか。あっちではどのクラブにも当たり前にあった、みんなで語らえるバル(食堂とバーが混ざったような飲食店)を練習場につくりたいね。絶対にあったほうがいい。おれ、マスターをやるから」と冨樫さん。実現するまでにはいくつかの問題をクリアしなければいけないようだが、何事もそれに向かって動き出さなければ始まらない。むろん、SBGは大賛成の立場を取る。こういうのこそ、流行りのクラウドファンディングの出番ではないか。
事実上、現在の冨樫さんはアカデミーダイレクターの任を解かれており、今後の仕事は多岐にわたることになりそうだ。「すぐにでもバルのマスターをやりたい!」と意気込むが、それはもう少しトシを食ってからでも遅くはない。現場に還元してもらいたいスペインでの経験は多く、SBGではあらためてその話をじっくり聞かせてもらう予定だ。
※小学校の壁新聞、または本家の5億倍おもしろい裏マッチデープログラムを目指す、ホームゲーム開催週の【トピックス】。気軽にアイデアを持ち寄れる広場のような場をつくりたく、8月より読者投稿コーナーの設置を考えています。遊びに付き合ってやってもいっかという方は、どうぞご協力をお願いします。
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