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【Jリーグ】イニエスタ選手の加入について「彼の決断をリーグも様々な観点―経営や育成システムの改革-にしっかりと活かしていきたい(村井チェアマン)」

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イニエスタ選手の加入について「彼の決断をリーグも様々な観点―経営や育成システムの改革-にしっかりと活かしていきたい(村井チェアマン)」~5月の理事会後の記者会見より~『Jウォッチャー ~日本サッカー深読みマガジン~』


5月30日、JFAハウスにて5月のJリーグの理事会が行われた。理事会後に記者会見が行われた。

会見でのコメントは以下の通りです。

○村井満Jリーグチェアマン
「本日は日本代表戦がある中で遅くなりました。理事会もスピーディに進行させていこうと考えていたのですが、Jリーグの理事は本当によく発言をされるので、なかなか収集がつきませんでした(笑)。ただ何かか大きな議論、反論など、議論が衝突して紛糾したわけではなくて、今日はドイツから山本浩理事、アメリカから馬場渉理事、イギリスから外山晋吾理事がいらっしゃって、いろいろな意見交換ができました。

理事会に関しては私から補足などはございませんが、先日イニエスタ選手が来日し、世界クラスの選手がJリーグに来てくれました。彼はFCバルセロナの育成組織から上がってきた選手ですので、リーグとしても育成システムを学ぶいい機会だと思っています。本当に彼の決断には感謝していますし、そうした彼の決断をリーグもしっかりと様々な観点―経営や育成システムの改革-に活かしていきたいと思います」

~質疑応答~

Q:ユニフォーム改定に関してですが、このタイミングの改定はイニエスタ選手の来日が関係しているのでしょうか?
「直接的なきっかけにはなったとは思います。実はクラブ経営の選択肢を広げていくために、様々な規制改革や細かなレギュレーションを見直そうという動きが全体としてありました。今回ワールドカップの中断期間の前後で、もしかしたら海外から日本人選手が戻ってくるかもしれないし、W杯で活躍した選手が夏のウインドーで(Jリーグへ)入ってくる可能性があります。そういう意味では彼の加入が契機でしたが、経営のフレキシビリティを考えたり経営の選択肢の多様化という従前から検討していたので、判断をしました」

Q:シーズン前に選手の背番号を登録しますが。試合前に変更できるということでしょうか?

※黒田卓志フットボール本部長が説明
「試合毎に変更可能となります。選手の登録抹消のタイミングに合わせて背番号も変更することができます」

○村井チェアマン
「今回の件は、イニエスタ選手という契機ではあったんですが、三田選手のファン・サポーターも数多くいらっしゃいます。そういった方々への配慮と新たに参入される選手の期待値ということを 両面を天秤に懸けた時に、クラブの経営判断として判断できるような規制緩和です。イニエスタ選手だけでなくて三田選手の立場もクラブ側で十分考慮した上で決定されたと認識しています」

Q:確認ですが、シーズン中に何回も変えられるということですか?
○黒田フットボール本部長
「はい。そのようになります」

○村井チェアマン
「クラブも当然デメリットも考えていますし、総合的にクラブが判断できるように選択肢の自由度を確保したとご理解ください」

Q:これだけのビッグネームなので、おおむね理事の皆さんも賛成だったと思いますが、あえて反対するような意見はありましたか?
「この件についてはJ1・J2・J3実行委員会、そして今回の理事会でも事前に諮りました。全てにおいて反論はなかったと記憶しています」

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