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テーマ東アジアカップ日本代表をどう捉えるべきなのか?

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歩く蹴球事典・後藤健生

2015 08/12  11:45

失われたアジア最強のイメージ。協会、Jリーグ、指揮官には猛省を促したい

国内組で臨んでいる東アジアカップが、2日の北朝鮮戦から開幕した。海外組が不在の中、新戦力の発掘にはもってこいの大会で、"ハリル・ジャパン"はいかなる足跡を残すのか。今回の特集では北朝鮮、韓国、中国という東アジア列強国との各試合を識者が独自の視点で斬る。最終回は、大ベテラン・後藤健生が、初の大会最下位に終わった東アジアカップを総括する。



▼明らかだった中国との差
 最終戦の中国戦は立ち上がりに不用意な失点を喫したものの、前半のうちに追い付くと、後半は一方的にボールを保持して攻め抜いた。日本の前線からの激しいプレッシングに中国の選手はボールを前に運べずに下げざるを得ない場面も多く、代表経験の少ない選手が中心とはいえ、日本と中国との明らかな力の差を見せ付ける形にはなった。

 だが、それでも結局は中国ゴールをこじ開けることができずに、またしても日本代表は勝利を手繰り寄せることができなかった。そして、3試合を通じて勝ち点2のみに終わり、日本は東アジアカップ(旧・東アジア選手権)の歴史を通じて初めての最下位に終わった。

 ハリルホジッチ監督が何度も指摘したように、日本代表にとって今回の大会スケジュールは確かに気の毒なものだった。

 東アジアカップ開幕直前の水曜日にJ1リーグをこなした直後に開催地の中国・武漢に入り、まとまったトレーニングやコンディション調整もできないまま大会に突入せざるを得なかったのだ。初戦の北朝鮮戦の逆転負けなどは、まさにその影響が出たものだった。

▼最終戦も、「テスト」を最優先
 しかし、第3戦の中国戦では相手チームとのコンディションの差もほとんどなくなったし、台風13号崩れの熱帯低気圧接近の影響で気温が下がったこともあって中国戦では日本選手の動きも改善された。しかも、韓国戦からは中3日の時間があったため、待望の戦術練習もようやくこなすことができたのだ。

 立ち上がりこそ、新しくメンバーに入った選手との呼吸が合わない場面もあったが、時間の経過とともに次第にパスも回るようになって日本らしい試合をすることはできた。

 ただ、最終戦の内容が良かったからといって「終わり良ければすべて良し」とすることはできない。最終戦で押し気味の試合をしたとはいっても、そもそもそれは選手の質で上回っているからでしかない。何より、『勝利』という結果は付いてこなかったのだ。

 海外組を招集できない東アジアカップ。当然、大会の目的は"新戦力の発掘"だった。したがって、試合によってメンバーを代えながら、多くの選手を起用するのは当然の選択だ。しかし、2試合を終わって未勝利という状況を考えるならば、最終戦は今大会登録メンバーの中の最強チームを構成して、結果にこだわった試合をしてもらいたかった。

 しかし、G大阪ではCBでプレーしている丹羽大輝を右SBで起用したり、同じくG大阪では右SBの米倉恒貴を左SBで起用したりと、最終戦でもハリルホジッチ監督は「テスト」を優先した。SBとして期待以上の活躍をしていた遠藤航は(五輪代表で経験のあるポジションではあるが)、初めてボランチで起用された。

 3試合のテストを通じて、遠藤をはじめ、武藤雄樹や米倉恒貴など、これからも代表の戦力として定着していけそうな選手が数人現われたことは大きな収穫だ。だが、最終戦も「テスト」のために使った結果、内容では圧倒していた中国戦も引き分けに終わったのだ。

▼協会、Jリーグ、指揮官は猛省を
 もちろん、東アジアカップというタイトルがそれほど重要だとは思わない。

 だが、今大会で未勝利に終わったことは、アジアの各国に「日本、恐れるに足らず」という印象を与えてしまったはずだ(1月のアジアカップでの準々決勝敗退、そして6月のシンガポール戦での引き分けの後だけに、余計にそういう印象は強くなった)。

 これまで、アジアとの戦いでは相手チームが日本のことを必要以上に恐れて、引いたプレーをすることが多かった。もちろん、そういう守備戦術が日本を苦しめる面もあるのだが、日本を恐れてくれたことによって、日本がラクに戦えていたという側面もあるのだ。

 だが、これからは各国とも「日本が相手とはいえ、勝つことも可能」という考え方でより積極的に自信を持って挑んでくるはずだ。

 20年以上の年月をかけて築いてきた「アジア最強」のイメージが、ここ半年ほどの間にすっかり失われてしまった。

 何人かの有望な新戦力の発掘というプラス面と引き換えに、アジア最強のイメージを喪失してしまった今大会。僕にはとても満足することなどできない。無茶なスケジュールを作った協会およびJリーグにも、そして勝負にこだわろうとしなかった監督にも猛省を促したい。

後藤 健生

1952年東京生まれ。慶應義塾大学大学院博士課程修了(国際政治)。64年の東京五輪以来、サッカー観戦を続けており、74年西ドイツ大会以来、ワールドカップはすべて現地観戦。2007年より関西大学客員教授。

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岡田叩きの激しさは何だったのか…(IP:211.134.146.67)

「体脂肪がどうした」「パワポの説明が頭脳的(でも、中身は大したことない)」だとか、試合の分析ではなく、そんな枝葉末節で評価していた大衆紙記者の質の方も相当問題だったと映るが。
例えば、そういう期待値の高い条件で、たかが親善試合に買っただけで「ファンの心をつかんだハリルホジッチ」とピッチ分析も書けない記者が書いたり、あと、ルポ記者もどきが監督の母国を訪ねて、以前経営していた(但し、現在は人手に渡って何の関係もない)喫茶店で写真を撮る、あとタクシー運転手の甥っ子に監督の評判を尋ねるといった広告記事未満、要するにサッカーとは何の関係もない物語()を書いているのも見たなw
というか、もともと格下相手に「相手を罠にはめた」とか自画自賛している自信家だったから、毎度の大衆紙の右往左往、毀誉褒貶と同様に、こういう見苦しい協会批判にも今さら驚かない。

2015年8月13日 17:07

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