【大宮】【クラブユース選手権準決勝・大宮ユースvs広島ユース】GKの同点弾、決勝点は味方をも欺くFK。大宮ユース、劇的逆転勝利で決勝進出【マッチレポート/アカデミー通信】

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日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会準決勝
大宮ユース 3-2 広島ユース@味フィ西

30日、クラブユース選手権準決勝が行われ、準々決勝で鳥栖U-18を0-2からの大逆転で破った大宮ユースは、準決勝で広島ユースと対戦した。

決勝進出を懸けた一戦で、大宮ユースは先手を取る。5分、左サイドでボールを受けた高田颯也がドリブルで切れ込んでいくと、そのまま自ら右足でシュート。これがニアに決まり、開始早々にリードを奪う展開となった。

しかし、丹野友輔監督が「少し受け身になってしまった部分もあったと思うんですけども、セットプレーのところから失点してしまった」と振り返ったとおり、得点後もやや硬さが見られ、23分にセットプレーのこぼれ球を広島ユース・山﨑大地に決められて同点。試合は振り出しに戻った。

前半終了間際には高田のスルーパスに吉永昇偉が抜け出して決定的なシュートを放つも、これは枠の外。1-1のままハーフタイムを迎えた。

後半は苦しい展開となり、56分に中央を突破されると、最後は広島ユース・桂陸人に見事なゴールを決められて1-2。65分には鮎川峻にも決定機を作られたが、GK村田耀がファインセーブを見せて食らいつく。

試合が終盤に入る81分、大宮ユースは渡辺俊介に代えて林勇太朗、瀬良俊太に代えて新井成志郎を投入。直後の84分には右CKから白根和紀が決定的なシュートを放つなど、広島ユースに圧力を掛けていく。90分には先制点の高田に代えて精度の高い左足を持つ五百蔵悠を投入した。

1点ビハインドのまま迎えたアディショナルタイム、左CKのこぼれ球を新井がボレーで狙うもDFにクリアされ、逆に広島ユース・桂にビッグチャンスを作られる場面もありながら、表示されたアディショナルタイム4分の終盤に差し掛かった。

すでに4分を過ぎ、ラストプレーなった大宮の右CK。高柳郁弥のキックがこぼれたところに詰めていたのは、上がってきていたGK村田。一度は弾かれたものの、再びこぼれたボールを思い切り押し込んだ。「本当に気持ちで押し込むだけでした」(村田)。土壇場での同点弾により、試合は延長戦にもつれ込んだ。

ここまで来ると流れは完全に大宮ユース。10分ハーフの前半7分にはロングパスに抜け出した新井がGKとの1対1を迎え、セーブされたところに吉永が詰めたもののシュートは枠外。その後も五百蔵、高柳がシュートを放つなど押し込み、勢いを絶やさぬまま延長後半へ。

後半8分には広島ユースの途中出場・棚田颯に決定的なヘディングを許したものの、GK村田が再びファインセーブ。すると後半9分、ペナルティーエリアすぐ外で五百蔵がファウルを受け、絶好の位置でFKを獲得した。

場所はゴール前やや左。ボールの位置に寄っていったのは、それまでFKとCKを蹴っていた右利きの高柳と、FKを獲得した左利きの五百蔵だった。壁に入る味方への指示はすべて高柳が出し、かなり時間を掛けて調整していたが、実はこれがフェイク。"本当のキッカー"五百蔵の左足から放たれた鮮やかなシュートが、延長後半アディショナルタイムにネットを揺らした。

決勝点のシーン、安島樹によると「自分は(高柳)郁弥が蹴ると思っていたんですけど、2人のところで(五百蔵)悠が『自分で蹴る』と言っていたらしい」とのこと。相手を欺くにはまず味方から。チームメートも意表を突かれた一撃で、大宮ユースが決勝進出を手繰り寄せた。

大宮ユースのクラブユース選手権決勝進出は、黒川淳史、川田拳登、藤沼拓夢、加藤有輝らが3年生として活躍した2015年以来。当時は決勝で横浜FMユースに3-5で敗れて涙を呑んだ。

今回の決勝の相手は、グループステージでも対戦した清水ユース。決勝は味の素フィールド西が丘にて、8月1日17:00キックオフ。"一体感"をキーワードに今大会を勝ち進んできた大宮ユースが、歴史を塗り替える戦い挑む。

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